こんにちは、Sookです! 今回は、英英辞書を使った勉強法をご紹介します。私はこの勉強法によって、英語が初級レベルから中級レベルにアップしました。
英英辞書は上級者向きと思われがちですが、実はそんなことありません。英英辞書を使うようになって、英語がスラスラ読めるようになりました!
私が英英辞書を使い始めたのは、英語を習い始めて数か月のことでした。英会話スクールの先生に、おすすめの辞書をうかがったところ、「英英辞書」をすすめられたのがきっかけです。正直なところ、「英英辞書」なんて、本当に使いこなせるのかなと最初は半信半疑だったのですが、今振り返ると、英語力を総合的にボトムアップしてくれたのは、英英辞書のおかげだと思っています。
では、なぜ英英辞書を使うと良いのか。その理由をご紹介します。
英英辞書を使うと英語が上達する5つの理由
理由1:英語に早く慣れることができる
英英辞書を使い始めて、自分が最も進歩したなと感じたことは、英語を読むのが苦ではなくなったことです。これは、その後の英語力の伸びにつながりました。
英語学習を始めたころは、正直言って英語を読むのがあまり好きではありませんでした。英語を読むときは、「さあ、読むぞ!」と特別な気合を入れなくてはならなかったのですが、英英辞書を使い続けるうちに、気構えせずに英語がスラスラ読めるようになったのです!
つまり、英語を読むぞ!とスイッチを入れなくても、日本語を読むときと同じように、自然と英語に入っていけるようになったのです。
TOEICは「大量の英語を読む力」が試される試験ですので、こうして英語を読むことに慣れると点数アップの大きな助けとなります!
理由2:英語を英語のままで理解できるようになる
英英辞書は英単語の意味が英語で書かれているので、英語を英語のままで理解する訓練ができます。
私たちは中学・高校で、「英単語を日本語にして覚える」ということを繰り返し行ってきたわけですが、英語を英語のまま理解すると、「日本語にして覚える」という部分が省略できます。
ですから英英辞書を使うと、単語の覚え方が変わってきます。英英辞書で単語の意味の「核となる部分」のイメージをしっかり理解しておけば、日本語訳は文脈に合わせて、その都度自分で作ればいいのです。
例えば”stretch“という単語の意味を「英和辞書」と「英英辞書」で比べてみます。
- 英和辞典=伸ばす、広げる、背伸びをする
- 英英辞典=to make something bigger or looser by pulling it
英和辞書には、複数の日本語訳が当てられており、単語を覚えるときは、それを一つひとつ暗記しなくてはなりません。 けれども英英辞書では、stretchの意味を「ひっぱって大きくしたり、ゆるめたりすること」と説明しており、 stretch という単語のコアにあるイメージが理解できます。
そして、ここがポイントなのですが、その単語のコアイメージを頭で映像として思い描いてください。つまり、「ノバス、ヒロゲル、セノビヲスル」という日本語を記憶しようとするのではなく、なんでもいいので、「ものがビヨーンと伸びているイメージ」を頭に思い浮かべます。そういう記憶の仕方を意識してみてください。
「英語を英語のまま理解する」ということは、英単語を映像に結び付けて記憶するということです。そうすれば、わざわざ日本語の意味を複数覚えなくても、ざっくり核となるイメージで単語を理解することができます。私はこんな感じで、ある意味、おおざっぱな覚え方をしていきました。
理由3:読解力が身につく
前述した通り、英英辞書を使い始めると、まず英語を読むのが苦ではなくなります。
そして、辞書を引くたびに英語を読むことになりますので、知らないうちに英語をたくさん読めます。
また、辞書に書かれている単語の定義は、本質を短く的確にまとめた英文なので、読みやすく、理解しやすいのです。英英辞書を使うということは、こうした短文をいくつもいくつも、英語のままで読んで理解する練習ができますので、自然と読解力も磨かれていきます。
理由4:正しい使い方がわかる
英英辞書での単語の説明は、例えば、どんなものに使うかといったことまで書かれていますので、単語の正しい使い方がわかります。
理由5:例文で英語の勉強ができる
これは英英辞典に限ったことではありませんが、辞書には単語の意味だけでなく例文も載っています。そして、この「例文」が英語学習にとても役立つのです!
辞書によっては例文が載っていないものもありますので、ぜひ例文付きの辞書を選んでください。
おすすめの英英辞書はLongman Advanced American Dictionary
ちなみに私が使っているのは『Longman Advanced American Dictionary』です。
かなりボロボロでお恥ずかしいのですが……
私がLongman Advanced American Dictionrayを選んだ理由は3つあります。
- やさしい英語で書かれている
- 例文が載っている
- アメリカ英語の辞書である
ロングマンの辞書の良い点
ロングマンの辞書の良い点は、単語の意味が「ロングマン定義語彙2000語」(Longman Defining Vocabulary)で書かれていることです。英英辞書で単語の意味を調べても、その説明の中に知らない単語が出てきたら、さらにその単語の意味を調べなくてはならず、延々と辞書を引き続けることになってしまいます。
ところが、ロングマンの辞書は基本的な2000語で書いてあり、難しい単語が出てきません。つまり、説明がわからずに困るということがないのです。私が初級~中級者こそ英英辞書を使った方が良いと考えるのはそのためです。
初級~中級者が使うべきだと考えるもう1つの理由が、基本的な単語を使って英語を組み立てる良い見本となるからです。ロングマンの辞書では、どんなに難しい単語の意味も、基本的な2000語で説明しています。
私が英英辞書を使い始めて、まず驚いたのが、「自分が知っている簡単な単語を使って、こんなふうにいろいろなことを表現できるんだ!」ということでした。
よく、「中学校で習った単語で、十分、英会話ができる」などと言われますが、まさに、それを実感しました。英英辞書を使うようになって、英語力が底上げされたと感じたのは、そのためです。
Learner’s Dictionaryを使おう
ロングマン以外なら、Learner’s Dictionaryを使いましょう。Learner’s Dictionaryとは、英語の学習者向けに、難しい単語を使わずに意味を説明したものです。
オンライン辞書ですと、以下がおすすめです。
- Oxford Learner’s Dictionary
- The Britannica Dictionary (旧:Merrium-Webster’s Learner’s Dictionary)
英英辞書を使った勉強法
英英辞書を使った勉強法はとても簡単です。
- 単語ノートを作る
- 知らない単語をノートに書く
- 英英辞書で単語の意味を調べて、意味を書き写す
- 例文やイディオムで興味を引いたものがあればそれも書き写す
以上の手順で自分だけのオリジナル単語ノートを作ります。「意味を書き写すなんてめんどう…」と思うかもしれませんが、ノートに書き写すという作業は、英文を頭に入れるにはとても効果的。ですので、めんどくさがらずに書いてみてください。
このように「ノートに書いて手を動かす」という作業は、英語に限らず語学学習において、実はとても重要な役割を果たします。一見地味で遠回りしているように感じるかもしれませんが、外国語を習得するということは、こうした地道な作業をコツコツ積み上げるた先にあるものなのです。
ちなみに、英英辞書は品詞も英語で書かれていますので、その日本語訳をここに記しておきます。
電子辞書ならEX-WORD一択
コメント
Hi, this is a comment.
To get started with moderating, editing, and deleting comments, please visit the Comments screen in the dashboard.
Commenter avatars come from Gravatar.