リスニングをみるみる上達させる勉強法【5つのポイント】

リスニング

実は4技能のうち、最も簡単に伸ばせるのがリスニング!

  「英語を聞いても、何を言っているのかわからない」「TOEICのリスニングで満点を取りたい」「リスニングの勉強法がわからない」という人に、実体験をもとに効果があった方法をご紹介します。

Sook
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私も40歳から英語を学び始め、TOEICのリスニングで満点が取れるようになりました。

 まず、リスニングに対する苦手意識のある方に申し上げておきたいのは、リスニングはやればやるほど上達するということです。正しい方法で取り組めば、リスニング力は確実にアップできます!

 個人的な感想として、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能のうち、独学で確実に力を伸ばせたのは、「聞く」能力、つまりリスニングでした。

 ですからまずは、「リスニングは苦手」というメンタルブロックをはずし、これからご紹介する方法をぜひ試してみてください!

ポイント1:毎日のスキマ時間にリスニングを習慣化

 まず最初に断言します。リスニング力は「聞いた時間」に比例して確実に伸びます! ですから、英語を聞く時間を増やすことから始めてください。とはいえ、忙しくてこれ以上、時間が取れないという方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、スキマ時間の利用です。

 リスニングのいい点は、「耳」さえあればどこでもできるという点。だからスキマ時間の学習にぴったりなのです! つまり、忙しい人こそ、効率よく勉強できるというわけ。普段の生活において「耳」が空いている時間というのは、けっこうあるもので、まずは、それを探してみてください。

Sook
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例えば私はこんなスキマ時間にリスニングをしていました。

スキマ時間リスニング方法
朝起きてから家を出るまでテレビでCNNをつけて、身支度しながら聞く
自宅を出て会社まで通勤中にAudibleを聞く
夕食の前後料理や皿洗いのときにPodcastを聞く
入浴中お風呂につかりながらCDを聞く

併せて読んでおきたい 英語学習に役立った意外なものは?

 ここで注意したいのは、最初から欲張って、「毎日1時間!」などと、高い目標を立てないこと。最初から負荷をかけると、すぐに挫折してしまうリスクが高いからです。英語学習の王道は「細く長く」ですから、1週間にまとめて1時間より、毎日の5分、10分を目指してください。

 また、「スキマ時間のながらリスニング」を習慣化するには、毎日行っている日課の中に組み込むと、無理なく継続しやすいです。例えば、家を出たらイヤフォンを耳に入れるお風呂に入るときは防水スピーカーを持っていく、など、簡単にできる行動と結びつけると、習慣化しやすくなります。

 ちなみに、新しい習慣を身につけたいという人は、ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣ジェームズ・クリアー著(パンローリング株式会社)がおすすめ! この本を読むと習慣化の仕組みがわかりますし、モチベーションが確実にアップします。

ポイント2:「聞き流し」はダメ! 「意識を向けて聞く」

 リスニングは耳が空いていれば簡単にできるのですが、「聞き流し」では効果が上がりません。「聞き流し」とは、英語をBGMのように流しておくという学習法ですが、私は残念ながら、ただ聞き流すだけでは英語は全く頭に入ってきませんでした。

          併せて読んでおきたい 英語の「聞き流し」はやり方次第では逆効果に!

 ですので、「スキマ時間のながらリスニング」で、洗い物をしたり、掃除をしたりする間でも、意識だけは、きっちりと英語の音声に向けことを心がけてください。

 家にいるときは、テレビをつけっぱなしにして、他の事をしている人は多いと思います。そのとき、おそらくテレビの音に意識を向けていないと思いますが、それがいわゆる「聞き流し」の状態です。

 一方、他の事をしながらも、耳に入って来る言葉に注意を向けて、「何を話しているか」を聞き取ろうとして聞くのが、「意識を向けて聞く」という感覚です。

 一見、小さなことのように思えますが、実はこの違いはとても大きいのです。この「英語に意識を向ける」という訓練を続けると、英語が聞こえてきたときに、脳にスイッチが入るようになります。感覚としては、英語を聞くときに働く脳の部分が、働き始めるという感じでしょうか。

 これは「脳の訓練」のようなもので、英語が聞こえてきたときにスイッチが入るようになると、例えば街で外国人が英語で話していることが、耳に入ってくる、ということを経験したりします。このように、英語が聞こえてきたときに、パッと意識を集中することをクセにするよう心がけると、英語で声をかけられたりしたときにも、聞き直すことが少なくなります。

 また、普段から英語が聞こえてきたときに意識を向ける訓練をしておくと、TOEICなどのリスニング試験のときにも、集中力のスイッチが入りやすくなります。

ポイント3:英文を読まない! 音だけに集中する

 リスニングが苦手な人は、まず英語の音に慣れることが大切です。ですので、まずは英語だけを集中して聞くトレーニングをします。

 例えばリスニングの教材などで、英語の台本(スクリプト)がある場合でも、読むのをぐっとがまんしてください。まずは英語だけを繰り返し聞くことをおすすめします。

 それはなぜかというと、英語が聞き取れない人は、ネイティブが話す発音と自分の思っている発音が大きく違っている場合が多いからです。そのため、英文を読んでしまうと、自分の英語の発音で音をイメージしてしまい、いざリスニングをしようとするときの邪魔になってしまうからです。

ポイント4:1回でわからなくても大丈夫。何度も繰り返し聞いてみる

 英語を1回聞いて理解しようと思わなくても大丈夫です。というより、1回聞くだけで理解できる人はリスニングの練習は必要ないかと思います。まずは、何を言っているのかわかるまで、何度も聞くことから始めてください。

ポイント5:細部がわからなくてもOK。大意をつかむ

 最初から細かな表現まで聞き取ろうとしなくてOKです。まずは、どんなことを話しているのか?という話の概要をつかむよう心掛けてください。

 細かな表現を気にしながら、「あ、聞き取れなかった」などと考えていると、どんどん取り残されてしまいますので、細部にとらわれずに、ある程度のまとまりで意味がわかればよいと考えてください。

以上の5つのポイントを心がけて、とにかく、聞いて聞いて聞きまくることが大切です。リスニングは、耳さえあれば、いつでも、どこでも、簡単に勉強できるので、早速今日から始めてください。

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